出版社内容情報
「ウィキリークス流出公電を分析しアメリカに再占領された属国・日本の姿を暴く、これぞ最新の政治研究だ」 ―副島隆彦氏 激賞!―
日本は、再び、アメリカの占領下にある―。にわかには信じられない話だろうが、これが本書で展開される内容である。そのために私は、客観的と言い得る証拠を可能な限り集めた。日本が再占領されてしまったのは、同盟国アメリカが、東日本大震災後の菅直人政権の対応と与野党の右往左往ぶりを見て、「今の日本は事実上、軽度の破綻国家(フェイルド・ステート)である」と認定したからである。「今の日本政府に統治能力なし」と、アメリカが判断した結果が、現在の再占領なのだ。
中田 安彦(なかた・やすひこ)
1976年、新潟県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大手新聞社に一時勤務後、副島国家戦略研究所(SNSI)にて研究員として活動。アメリカの政治思想、対日戦略のほか、欧米の超財界人など、世界を動かす企業・人的ネットワークを主な研究テーマとする。著書に『ジャパン・ハンドラーズ』(日本文芸社)、『世界を動かす人脈』(講談社現代新書)、『アメリカを支配するパワーエリート解体新書』(PHP研究所)、『ヨーロッパ超富豪権力者図鑑』(日本文芸社)。訳書に『プロパガンダ[新版]』(エドワード・バーネイズ著、成甲書房)がある。
内容説明
「太平洋戦争」「マネー敗戦」に続いての「原子力敗戦」日本は、何に敗れたのか!?
目次
第1章 “日本再占領”―日本は何に負けたのか(「天皇のメッセージ」は再びの玉音放送だったのか;アメリカが首相官邸に乗り込んできた ほか)
第2章 ウィキリークス流出公電が暴いた“官僚主導国家・日本”(世界を震憾させたウィキリークスの衝撃;アメリカ大使館発・日本関連1660点の機密文書 ほか)
第3章 普天間交渉の失敗に見る“世界観の衝突”と“時間軸概念の欠如”(鳩山論文に襲いかかった日米の「内通ネットワーク」;鳩山論文が投げかけた「世界観の衝突」という重大問題 ほか)
第4章 政策的起業家・小沢一郎に立ちはだかった“日本律令制とアメリカ”連合軍(霞が関・律令官僚と死闘を演じる「アテルイの末裔」;2009年2月24日―それはアメリカに対する日本の「独立宣言」の日 ほか)
第5章 “ポピュリズム現象”としての民主党代表選と大震災後の日本(「小沢包囲網」に追いつめられた末の代表選出馬;「国民の政治が第一」こそが真の意味のポピュリズム ほか)
著者等紹介
中田安彦[ナカタヤスヒコ]
1976年、新潟県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大手新聞社に一時勤務後、副島国家戦略研究所(SNSI)にて研究員として活動。アメリカの政治思想、対日戦略のほか、欧米の超財界人など、世界を動かす企業・人的ネットワークを主な研究テーマとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 幻想の彼方へ 河出文庫